ご挨拶 - 現役子育て世代の市議会議員として
子育てをしながら就職活動をしていた頃、企業の面接では就職する本人のことを聞くのではなく、子どもが熱を出した時どうするのか、妊娠したらどうするのかなど家族のことばかり質問をされました。よく子どもは宝と言われますが、働きながら安心して子育てができる環境とは言えないと感じました。 平成19年に行われた選挙では50代、60代の占める割合は9割でした。
当時20代、30代の議員はおらず、子育て中の女性議員はいませんでした。子育て中の母親、当事者だから見える視点が必ずあると思いますし、実際に議員になっても強くそう思っています。
ひとり親家庭の方が、高校・大学などへ進学をされるときにどうやって資金を準備するのかが大きな課題になりますが、福岡県が行っている母子寡婦福祉資金の貸付制度があります。これは無利子なので非常に助かるのですが、このことを知らない家庭が多いのです。 2012年、子どもの貧困率は過去最悪の16.3%に達しました。特に、ひとり親家庭の貧困率は54.6%。いずれも、過去の調査において最悪の結果です。
子どもの貧困対策法が成立し、2014年1月より施行されました。子どもの貧困の実態を踏まえた対策など対策計画策定について声をあげていきます。
私の考える最優先課題は子育て支援において一時保育サービスの対象年齢の引き下げ、18歳未満の児童を養育する家庭の第3子の保育料無料化、こども医療費無料化の対象年齢の段階的引き上げを目指します。
教育では運動とスポーツ栄養学から食育を考えるスポーツ食育、学童保育所ランチサービス、新教育委員会制度のチェックを目指します。高齢者福祉では介護予防、コミュニティバスの拡充、剪定枝の回収事業などの実現を目指します。
大野城市議会議員 松田美由紀