女性の目線で、母の視点で、大野城市をより住みよいまちへ
第30号 / 発行年月 2018年10月発行 / 発行者 大野城市議会議員 松田みゆき
風しん患者、昨年の10倍に 予防接種助成は
福岡県風しん抗体検査事業無料で実施
抗体検査から予防接種につなげるためには
風しんは首都圏を中心に７月末から流行しています。国立感染症研究所は10月10日、今年の累計患者数が９５２人になったと発表しました。累計患者数は昨年1年間の10倍を超えています。免疫のない人が多い30歳～50歳代の男性が流行の中心となっています。大流行がまた発生するのではないかと危惧したことから今回麻しん・風しんについて一般質問を行いました。
全国における平成25年の風しん患者の報告数は1万４３５７人と過去６年間で最も多い報告数となりました。
また、風しんに対し免疫を持たない妊婦、特に妊娠初期の女性が風しんにかかると、赤ちゃんに生まれつき心臓に病気がある、耳が聞こえにくい、目が見えにくいなどの障がい先天性風疹症候群が起こる可能性があります。福岡県は風しん抗体検査は20歳以上の妊娠を希望する女性や妊婦の配偶者に対して、風しん抗体検査を無料で実施していますが、抗体が低い結果がでてワクチン接種が必要と判定された人が実際に予防接種を受けているのは約3分の１に留まっています。予防接種は全額自己負担であるため、予防接種の助成について提言しました。
カラーユニバーサル・デザインについて
人間の色々な感じ方は一様ではなく、遺伝子のタイプや様々な目の疾患によって色の見え方が異なります。この中で色覚特性の方は日本では男性の20人に1人、女性は５００人に1人と言われ、日本全体では３００万人以上いるといわれています。視力は普通と変わらず、細かいものまで十分見えますが、一部の色の組み合わせについて一般色覚者と見え方が異なります。このため色の使い方や明度差などの配慮が必要になります。こうした多様な色覚を持つ様々な人に配慮して全ての人に情報が正確に伝わるように配慮されたデザインをカラーユニバーサルデザインと言います。本市におけるユニバーサルデザインの取り組みについて質問を行いました。
ユニバーサルデザインフォント
学校において色の識別がしやすくなる色覚チョークを提案しました。導入については、生徒・児童の状況に応じて柔軟に対応していきたいとの答弁がありました。その他、市のユニバーサルデザインフォントの導入状況や学校現場での導入状況・今後の展開について質問し、導入する際についてメリットや留意点を提言しました。
色覚チョークとの比較
スポーツを通じた国際交流事業やスポーツツーリズムの調査・研究は
ラグビーワールドカップ２０１９において、春日市が公認キャンプ地として内定されました。本市の対応として今後春日市と本市を含めた近隣自治体との連携について検討していきたいとの回答を受けました。
スポーツを通じた国際交流事業や、スポーツと観光を融合させたスポーツツーリズムを推進することは、交流人口の拡大や経済効果が期待されます。今後も情報収集や自治体間の連携を期待します。
大野城市総合計画基本構想について
第６次大野城市総合計画の基本構想（２０１９年度～２０２８年度）が策定されました。今後のスケジュールとして基本計画の骨子を7月、中学生ワークショップ・ワークショップを8月、総合計画策定は3月の予定です。
学童保育の支援員資格要件拡大へ
支援員の資格要件が拡大され、教員免許状を取得した者と5年以上学童保育に従事し、市長が適当と認めたものが対象となります。
婦人寮跡地バス乗降場・駐輪場として暫定整備
福岡県から管理委託を受けた婦人寮跡地について、大野城心のふるさと館などへの来場者用バスの乗降場及び駐輪場として整備するための費用１９３１万9千円追加補正されました。
生活保護システム改修事業
生活保護法の改正に伴い、平成30年10月以降の保護基準が見直されることから、システムの改修費用として３２５万円追加補正されました。
放課後等デイサービス仲畑に新規開設
７月２日に新規開設された発達改善スクールハッピーテラスを視察しました。対象年齢は小学生から高校生まで。コミュニケーション力を身につけることを目的とした発達改善スクールです。子どもがひとりで通えることを原則としていますが、保護者の方等の送迎でも利用できます。詳しくはホームページやお電話でのお問い合わせください。
